施工の流れ
お客様のご要望をおうかがいし、丁寧な仕事をさせて頂きます。
不安な点、不明な点など何でもお気軽にご相談ください。
★ご依頼・ご相談受付からお引渡しまでのおおまかな流れになります。
(内容が前後する場合もございます。ご了承ください。)
近年では様々な技術の進化により、墓地の施工方法も一昔前と比べて様変わりしてきております。
当店では墓石・灯篭など上物の据付に関しては、耐震仕様の強化接着剤を使用し、
外柵石(お墓の囲いの部分)の据付 及び合口(石と石との繋ぎ目)には、
モルタルセメントを用いて施工いたしております。
全てのモルタルセメントにはモルダイン(セメント改質接着増強剤)を配合し、
セメントの接着力強化と共に目地部分からのエフロエッセンス(白華現象)を予防しております。
1.基礎工事
床掘りの深さは都市部現場で平均約450〜500mm (寒冷地では凍結深度を参照して、さらに掘り下げ)
道床砕石(50〜20)を150〜200mm厚で敷き詰め、ジャンピングランマーで十分に転圧し、
墓地全体の傾斜や沈下を防止します。
軟弱な土壌で、通常の基礎では経年による沈下が不安視される場合、
基礎ベース下にコンクリートパイル(PC杭 ・ 2m*120パイ)を無反動杭打機にて打設致します。
鉄筋は全て異型13mmを使用。メッシュ状に結束し、転圧した砕石部分にも縦に打ち込みます。
高周波バイブレーターを使いながら生コンクリートを搬入し、空孔の発生を予防して打設します。
2.墓所外柵石据付
外柵積立石 据付施工:
石材の下面にモルダイン(セメント改質接着増強剤)を塗布し、
同じくモルダインを配合したモルタルセメントを用いて据付します。
全ての合口はテーパー状に切込みを入れた後 ノミ切りで面を荒らしてセメントの接着を補助します。
さらに異型鉄筋ダボとカスガイ(10mm)を組み込みます。
合口上部よりモルタルをトロ状にして注入します。
3.納骨室施工
当店の納骨室工事は、白御影石を用いた施工を標準としております。
仏様を安置させていただく大切なスペースです。
外柵石と同様の合口加工 及び鉄筋ダボ止めと、強化モルタルによる据付で、
強固な納骨室を施工致します。
4.親柱・階段据付
正面左右の親柱と階段の据付です。
テーパー状の合口に、注ぎトロを注入します。
5.羽目板 ・ 塔婆立据付
外柵石の時と同様に、テーパー状に加工した合口にモルタルの注ぎトロを注入します。
内部にはダボ状に鉄筋が通っており、目地割れの心配は皆無です。
6・砕石(C40) 墓所内搬入
基礎工事の時に生じた残土を墓所外柵完成後、囲いの中に埋め戻してしまう業者も多々ありますが、
経年による内部からの染み汚れ(特に赤土など)が外柵石に生じてしまう事が心配されますし、
何より墓所内に設置した上物(墓誌など)の経年による沈下は免れません。
当店では外柵内の埋め戻しには、納骨室の内部を除き全て砕石(C40)を搬入します
(再生砕石は一切使用しません)。
十分に転圧し、上物や化粧砂利の沈下を防止します。
墓所内の水はけも良好で、外柵石への染み汚れの心配もありません。
7・墓石据付
墓石を台石から据付けていきます。
最上部の棹石とその下の上台石は鉄筋ダボ留めを施し、
震災や悪質ないたずらによる転倒を防止します。