職人の想い(ブログ)
2016年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
いつもお世話になっております。
まずは旧年中に皆様方から賜りました御厚情に対しまして、
この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。
本年もこれまで通り「お墓作りは50〜100年のプロジェクト」「ご先祖を大切に」を信条と致しまして、ひとつひとつの御依頼に大切に向き合い、十二分な時間と手間をかけさせていただきながら、完璧な仕上げを御提供させていただきます。
さて画像のハートを象った白い石。
一見すると何だこりゃ?って感じですが、
実はこれ「漬け物石」なんです。
今から20年程前、友人が結婚する際に「お祝いに漬け物石が欲しい!」とせがまれまして、「どうせならハート型に作ってやろう」と思いつき、私自身がホントに作ってしまったものです(笑)
現代では自分でお漬物を作るという方は決して多くはないと思いますが、自家製のお漬物ってホント美味しいんですよね。
皆様どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
いつもありがとうございます。
石匠 入倉石材工業所
代表 入倉 孝司
花立の改修(修理)について。
皆さまこんにちは。入倉石材工業所 入倉です。
いつもお世話になっております。
今回は墓石部材の改修についてのお話しです。
「既存の墓石の花立部分が破損して、花をお供えできない」
「お水を入れ替えをしたくても、花瓶の取り外しができない」
特にお墓参りのシーズンになると、上記の様な御相談を数多くいただきます。
形状や材質等で例外もありますが、
多くの場合、花瓶部分が破損してしまった古い花立も、
現在主流のステンレス製花瓶を自由に抜差しできるタイプに加工する事ができるんです。
他にもお墓参りをされる際、不便に感じられる点がございましたら、
当店からも様々な御提案をさせていただきますので、
どうぞお気軽に御相談ください。
よろしくお願い申し上げます。
金峰山と瑞牆山。

皆さまこんにちは。入倉石材工業所 入倉です。
いつもお世話になっております。
さて突然ですが、「瑞牆山」・「金峰山」といえば登山をされる方はもちろん、
山梨県の方なら大体が御存知ではないでしょうか。
それぞれが「日本百名山」にも数えられるこの2つの山。
登頂した際に御覧になられた方もおられるかと思いますが、
黒い御影石で造られたテーブル状の景観案内板が頂上に設置してございます。
これは今から19年前の平成8年に加工から現場施工まで当店にて承らせていただいたものなんです。
「どうやって運んだの?」「担いで登ったの?」等々皆さまから御質問をいただきますが、
さすがにこの大きな石を担いで登るわけには参りません(^_^;)
これらの材料・資材・人工は全てヘリコプターを使って搬入出を行いました。
しかし瑞牆山だけは山頂が狭くヘリのホバリングが困難なため、
帰りは道具類だけヘリにお願いして我々は歩いての下山になりました。
麓につくまで3時間位だったと記憶しておりますが、ヘリなら5分で到着なんですよね。
お恥ずかしい話ですが私自身、自分で造っておいて完成後まだ一度も登頂してないんです。
ぜひいつか子供達を連れてチャレンジしてみたいと思っています。
暑さ寒さも彼岸まで

彼岸というのは春分・秋分の日の前後三日間の事をいいます。
春分・秋分は二十四節気のひとつで、太陽が真東から昇って真西に
昼と夜の長さがほぼ同じになります。
春は春分の日(=彼岸の中日)を境に日が長くなっていき
「太陽」の出番がどんどん長くなるので、
寒さも和らいでいくわけです。秋はこの逆ですね。
お彼岸にはお墓参りに行く方も沢山おられると思いますが、
この風習、実はこの「太陽」に関係があるんです。
仏教において、生死の海を渡り到達する悟りの世界を「彼岸」とい
その逆である我々がいる世界を「此岸」といいます。
これら二つの世界。彼岸は西に此岸は東にあると言われ、
太陽が真東から昇って真西に沈む春分・秋分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、
先祖供養をするようになりました。
様々な要因の悩まされている我々人間が、
悟りの世界と通じる日と
夏の暑さ、冬の寒さ。それに伴う様々な苦悩も
彼岸のころには和らいで楽になると考え、
励みにしていたのだと思われます。
もうすぐ春彼岸。
私は仕事柄頻繁にお墓へ足を運んでますが(笑)、
皆さんにもぜひこういった節目に
お墓参りへお出かけになる事をお
春よ来い。
暖かい春の訪れまであと一歩ってところでしょうか。
夕方17:30過ぎてもまだ空が明るく、
日照時間は着実に伸びています。
外で仕事をしている我々にとって、
日が長いことは嬉しい限りですね。
今日ニュースで、インフルエンザの全国での患者数が
前週より10万人減少したとの事。
「流行のピークは過ぎたのでは」とみる専門家の方もいるそうです。
昨年の3月あたまにインフルエンザに感染した私にとっても、
このまま患者数が下降線をたどって
流行が終息してくれればと、切に願う次第です。
これからの時期、毎日の気温の変動も大きくなると思われます。
皆様もどうかお体に気をつけて、共に頑張っていきましょう。